06 コンサルタント 自分に足りないものに
気づいたときが、
成長のきっかけを掴むとき

コンサルティング事業部
コンサルタント
K.K.
経済学部卒
2008年入社

現在、私はNISSAY ITのコンサルタントとして、お客様へ業務プロセス改善の企画やプロジェクト実行を支援する仕事をしています。前職で培った保険・共済の知識と経験を活かし、コンサルタントを目指したいと転職活動をはじめた頃、保険業界のリーディングカンパニーである日本生命をITで支えるNISSAY ITと出会いました。保険・共済業界からIT業界へと働く環境を移し、自らの成長を楽しみながら歩んできたキャリアについてお話します。

豊富な知識と経験こそが、
お客様に寄り添う提案の基礎になる

業務コンサルタントのミッションは、クライアントである保険会社の業務プロセスをより良いものに改善していくことです。IT化が進む時代においては、業務プロセスの改善には、既存システムの改善や新たなシステム導入を伴うことがほとんどですが、やみくもにIT化をはかると部分最適に陥る可能性があります。お客様の業務に潜む問題点とあるべき姿を見極めたうえで、どのシステムをどう変えていけばいいのか、細かく紐解いていく必要があります。その課題分析と改善提案の役割を担うのが私たちコンサルタントです。

例えば、お客様の経営陣が「事務システムの機能不足が、ビジネスの機会損失につながっている」という仮説を持っていたとしても、その段階で当該システムのどこをどう改善すべきか明確に答えを持っているケースはそれほど多くはありません。そのような状況で私たちが現状を整理していくわけですが、当然、机の上で機能説明書とにらめっこしているだけでは、最適な解決策は浮かんでこない。実際にそのシステムを使っている現場の方々から既存業務の問題点やニーズをヒアリングしたり、競合のサービスレベルの調査なども行ったうえで、あるべき姿を整理し、課題を徐々に明らかにしていきます。

課題が最初から明確なプロジェクトの場合、私たちコンサルタントが登場する必要はあまりありません。逆に、不確定な要素が多いプロジェクトほど、私たちが参画して提案することの価値が生まれます。そこに活かされるのは、お客様の業務をお客様以上に知っていると言っても過言ではない当社の保険業務に関する豊富なノウハウ。それは、単純に長く保険業務に携わっていれば手に入るものではありません。お客様へ真に寄り添う姿勢から培われるものだと思います。入社後、先輩方の仕事ぶりを通じて「NISSAY ITには自分自身を成長させる環境が常にある」と感じました。私の場合は、前職の営業の経験が自身の強みだと考えていましたが、コンサルタントとして仕事を始めた頃には、それらが通用しない場面に直面したことも。新しいプロジェクトに参画するたびに、自分に足りないものに気づかされ、新たな知識や経験を養うきっかけになりました。例えば、お客様ごとに異なる事務フローから課題を抽出するには、お客様の業務をより深く知る必要が出てきます。当社での仕事を通じて、改めて業務知識とそれらを活用するスキルを研鑽してきたことが、今の自分の自信になっています。自分が提案したプランに、クライアントが「やりましょう」と賛同してくださる瞬間は、何よりやりがいを感じます。

自分をアップデートし続けることで、
新たな価値を生み出す

自分の強みを伸ばすことができたと感じる一方で、自分には、お客様が「実務力」に加えてNISSAY ITに期待されている「IT知識」が不足していたことを痛感した経験は、今でも忘れません。それは、お客様の経営陣の「今のお客様サービスは他社と比べて劣後しているから、業務・システム全体を大きく刷新する必要がある」との思いからスタートしたプロジェクトで、コンサルタントとして、これまでで一番苦労したプロジェクトでした。

当時の自分は、そこまで大掛かりな業務・システム刷新案件を担当した経験がなかったので、一朝一夕で身につけた知識ではまったく太刀打ちできず、上司をはじめ多くの仲間に助けてもらいました。私が関わるプロジェクトの多くは、まさに「業務のあるべき姿」をお客様へご提案するもの。それを提案するためには業務知識だけでなくITに関する知識も必要です。システムエンジニアの経験を経てコンサルタントとして活躍しているメンバーや共に働く先輩方から、本当に多くのことを学びましたね。ただ、そんな仲間たちを横目で見るのではなく、自分もNISSAY ITのコンサルタントとしてIT知識を身につけたいとの思いから、先輩や上司のアドバイスを受けて勉強を続けています。IT未経験で不安に思っておられる学生の皆さんにも、目標に向かって挑み続ける向上心を持ち続ければ、きっとスキルアップできると伝えたいです。

NISSAY ITでの社歴はもう10年を超えました。たくさんのプロジェクトを経験し、少しはコンサルタントとして自信を持って仕事に取り組めるまでに成長してきたと思います。それでも未だに「これは知らなかった!」という発見もたくさんあります。例えばAIなどの新技術を活用する際は、課題へのアプローチ方法がこれまでとは異なるといったケースもよくあることです。

この先も新しいテクノロジーが生まれてくることを考えると、未知の業務に直面することは多々あるでしょう。それはつまり、まだまだ「新しい学び」が得られるということ。何歳になっても自分をアップデートし続け、それらを活かして仕事の幅を広げていきたい。そして、もっと多くのお客様に仕事を通じて新たな価値を提供し、喜んでいただくことが、今の私の目標です。

1日の仕事の流れ

9:30
出社
10:00
お客様との打合せ
11:00
資料作成
12:00
昼食
15:00
お客様との打合せ
18:00
退社

休日の過ごし方

私の故郷は京都です。京都と言えば日本を代表する観光地のひとつですが、住んでいるときにはあまり興味がありませんでした。でも、離れてみると改めて街並みの良さを実感し、里帰りのたびに京都散策を楽しんでいます。

※掲載内容は取材当時のものです。