04 プロジェクトマネジャー ぶつかる壁が高いほど、
乗り越えたときの
達成感は大きくなる

個人保険システム事業部
プロジェクトマネジャー
S.O.
商学部卒
2009年入社

ITに興味を持ったのは高校生の頃。就活中は複数の情報系企業から内定をいただきましたが、ITスキル以外に「保険」という高い専門性を身に付けられる点が、NISSAY ITを選ぶ決め手になりました。入社以来、個人保険システム事業部に所属し、大規模なシステム開発を担当しています。6年目からプロジェクトマネジメントに携わりはじめ、現在では数億円規模のプロジェクトを担当しています。

若手時代に築いた、システムエンジニアの礎

私が所属する個人保険システム事業部は、日本生命の保険の加入者情報を管理するシステム開発等、大規模プロジェクトを担当する機会が多い部署です。プロジェクトマネジャーと聞くと華やかなイメージを持たれる方も多いと思いますが、求められるスキルは多岐にわたります。プロジェクトメンバーの統括はもちろん、アプリケーションやインフラのスキルなど、身に付けなければならないことが多いんです。

その中でも私が重要だと感じているのは常に「お客様視点」に立つこと。お客様の業務を俯瞰して捉え、どのようなシステムならばお客様の業務に一番貢献できるのかを考える。その視点を持ち、関係者との調整やシステムの仕様策定を行うことによって、お客様や社外関係者が納得した上でプロジェクトを進めることができます。この視点が養われたのは若手時代の経験。開発メンバーとして仕事をする中で、お客様の仕事の流れやシステムの仕様を関連付けて理解することができたと考えています。そのためには、ただ目の前の仕事をこなすだけでは不十分。自分の仕事が、システム全体のどの部分に関わっているのか。そして、それがお客様の業務にどのように役立つのかを意識することが大切だと思うんです。その経験が、現在の業務に活かされています。

最近嬉しかったのは、私の後輩たちにもこの意識が根付いていることに気が付いたこと。上司から、「お客様視点がしっかりとチームに根付いているね」とお褒めの言葉をいただいたんです。上司に認められたことはもちろんですが、後輩たちを指導する立場ということもあり、彼らが自分の背中を見て成長してくれていることを実感し、本当に嬉しく思いました。

初めての大規模案件で味わったPMとしての醍醐味

プロジェクトマネジャーとして、いくつもの案件に携わってきましたが、一番印象に残っているのは、初めて大規模案件であるクレジットカード情報のセキュリティ強化対応。開発にかかる金額は10億円を超え、開発期間は約2年で、最初に開発予算を見たときはその金額の大きさに驚きました。何か問題が起これば、5万人を超える日本生命の営業職員と約120万件のクレジットカードで保険料を支払っている契約に影響が出るプロジェクト。かなりのプレッシャーを感じながらの開発になりました。

いざ着手してみると開発は難航。特に苦労したのは、関係者とのコミュニケーションでした。大規模開発ということもあり、お客様以外にも社外の関係者が多かったのですが、前提知識のレベルが異なるため、普段使用している言葉が伝わらないなど、普段は短時間で済む情報共有に苦労することが多かったんです。そのため、相手に合わせてしっかりと背景を踏まえて説明するなど、工夫していました。その甲斐もあり、なんとか大きなトラブルもなく完遂したときは本当に達成感を感じました。ぶつかる壁が高いほど、乗り越えたときの達成感は大きくなる。この達成感がプロジェクトマネジャーとしての醍醐味だと実感しました。

そんな私の目標は、身近な上司。その方は、お客様の業務知識とシステムに関して本当に詳しいですし、それだけではなく、他の領域が困っていることがあると、率先して助けに行かれるんです。しかも、担当領域ではないのに、持ち前のスキルを活かして困りごとを解決してしまう。そんな理想のプロジェクトマネジャーになるため、日々経験を積んでいきたいと考えています。

1日の仕事の流れ

9:30
出社・
メールチェック
10:00
プロジェクトの進捗・
課題共有
12:00
昼食
13:00
打合せ
15:00
提案資料作成
16:00
お客様へのご提案
20:00
退社

休日の過ごし方

休日はほとんど子供と遊んで過ごしています。子供がまだ小さいので、絶賛育児に奮闘中。平日は仕事で、一緒に過ごせる時間が少ないので、休日はなるべく一緒にいたいな、と。最近はテレワークで勤務する機会が増えているのですが、会議中に子供の声が入ることも時々あり、会議に参加しているメンバーを癒してくれます。(笑)

※掲載内容は取材当時のものです。