Main Business主な業務内容

• システム方式設計の策定

  新業務要件を理解し、システム化する目的の明確化や実務面からの評価を通じて、システム化対象の確定とシステム方式の設計を支援します。

• システムデザインの統制

  受託した開発会社が設計・構築するシステム開発内容に対し、ユーザー要求の内容を業務観点とシステム技術面からフォローし、より良いシステム設計を目指した支援を行ないます。

• パッケージ評価、分析

  システム方式の実現に向けたソフトウェア要求を分析し、導入予定のパッケージシステム等の評価を行ないます。特に、パッケージの適合性検証、要件の網羅性、充足度の評価などの観点から、技術的なアドバイスやソフトウェア方式の設計を支援します。

Cases事例

D証券様 スマートデバイス開発支援コンサルティング

• クライアントの課題背景

  • お客様は、1年後にシステム基盤を更改するプロジェクトを立ち上げていた。
  • そのシステム基盤更改にあわせて、国内各部署、全国の支店で利用している携帯電話通話録音基盤システム、通話録音携帯電話（フィーチャフォン）をスマートフォン（iＰｈｏｎｅ）に更改することも意思決定されていた。
  • 約1年という限られた期間の中で、かつ、お客様のシステム基盤では前例のない機器（通話録音機能、スマートフォン）をシステム基盤上に搭載するため、整合調査や機器選定を行なうこととなった。
  • 新デバイスであるスマートフォンは、営業担当者が利用する機器でもあるため、ユーザビリティやセキュリティに関しても仔細なシステム設計が必要であった。

• 効果・成果

  • プロジェクトの立ち上げにあたり、選定候補の製品群に対する技術面の調査ならびに各ベンダの提案内容の評価を行なった。お客様が期待する業務要求を実現できる機能を有する製品および要求に応える実装ができるベンダの選定に向けた提言を実施した。
  • 設計・開発局面では、お客様の意図する機能要件と担当ベンダが具体化するシステム仕様のFIT&GAP分析を継続的に行なった。
  • お客様には「判断（割り切り）ポイント」の提言による迅速な意思決定を促す一方、担当ベンダには「業務やユーザ動線の理解不足により、作り手都合に陥ったデザイン」の適正化を示唆した。
  • 上記の取組みにより、限られたプロジェクト期間における未決課題の積み残りや下流工程での手戻り・スコープクリープリスクの極小化に貢献した。
  • また、高い技術知見が求められ、お客様の理解が追いつかない課題に関して、お客様に代わりベンダ・製品供給元との機能改善折衝を行なうことで、「ベンダの言いなり」なシステムに陥らないようプロジェクトを推進した。